架空女子プロレス団体FEWW~ファイプロW~

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2〇21年 10月3回興行 試合結果

はい、メインイベントに団体の象徴であるFEWWヘビーのタイトルマッチ、さらにはプラチナティアラ王者決定戦、定期リーグ入れ替え戦に加えて、新規イベント『美神乱舞』タッグLと盛りだくさんの10月3回興行、早速その結果をみていきます。

 

架空ファイプロ団体FEWW 10月3回興行 SPIKE DOME大会

・第一試合 『美神乱舞』タッグL 公式戦

✖ 長瀬 朱音&一ノ瀬はな vs 川崎 玲奈&渋谷 くるみ 〇

  25分23秒 ドラゴンスリーパー(試合評価:90%)


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本日の第一試合は、初開催となるタッグリーグ戦「美神乱舞」の開幕戦。記念すべきそのリングには、長瀬&一ノ瀬のフェニックスガーデンペア、そして前回QofAで藤井を破って名をあげた川崎が若手の渋谷とともに登場。

本来のパートナーである村井と別れて渋谷と組むことになった川崎、新パートナーとの連携が疑問視されていたところだったが、初日からリーダーシップを発揮した川崎が渋谷をうまくコントロール、すでに長年のコンビのような息の合い方は「さすが頭脳派ベテラン」と思わせる内容。一方の長瀬&一ノ瀬も連携プレイでは負けていない、小刻みなタッチワークからツープラトン攻撃も随所でみせるなど、好コンビぶりをアピール。

そして試合は10分を過ぎたあたりから本格的にヒートアップしていき、特に長瀬はアックスボンバーからレッグロックスープレックスを早々に繰り出など、勝利に対する思いを前面に出していく。さらに川崎には延髄斬り、渋谷には超滞空のブレーンバスターを連発して気を吐いていたが、終盤に入り形勢逆転。渋谷がバックドロップ、ブリティッシュフォールと連続して仕掛け、主導権を奪い返すと、変わった川崎も一ノ瀬相手にSTFを仕掛け一気に仕留めにかかる。最終的には川崎のドラゴンスリーパーに長瀬が屈してギブアップ、序盤から勢いのある動きが目立っていた長瀬・一ノ瀬だったが悔しい敗戦。川崎・渋谷は完勝ともいえる勝ち方で初コンビとして上々のスタートとなった。

 

・第二試合 Class1&2リーグ入れ替え戦

〇 浅野 章子 vs 神谷 綾加 ✖

  18分11秒 足4の字固め(試合評価:92%)


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続いてはClass1&2リーグの入れ替え戦、前期定期リーグClass1 7位の神谷、Class2 2位の浅野の対戦。神谷はこの試合を終えるとしばらく休養(映画撮影)に入りリングを離れることが先日発表されている。

試合開始、直後から積極的に仕掛けた神谷に対し、それを冷静に受け止めながら得意のローキックや膝でしっかり返していく浅野、その後は両者それぞれ相手の出方と伺うような展開で試合は中盤へ。

そして迎えた8分、これまでグラウンドでの攻めが多かった浅野が突如放ったハイキックが神谷の側頭部にクリーンヒット、これをカウント2で返した神谷もその起き上がりざまに頭掴みラリアットで反撃!! これで戦いは一気に終盤模様に。

お互いにフィニッシャーと呼べる大技を繰り出し、いつ決着がついてもおかしくない状況のなか、神谷のラリアットをかわした浅野が足を取ってのテイクダウンからこの日2度目の足4の字固め、完璧に決まった足折り地獄に神谷がたまらずタップ、無念のギブアップ負けとなった。

これで勝利した浅野は次期リーグ戦で久しぶりのClass1復帰、藤井・遠藤とともにB.E.D.C勢の優勢が続きそうな予感。

 

・第三試合 『美神乱舞』タッグL 公式戦

〇 CHINATSU&橋本 美郷 vs 野田 奈保&大石 楓 ✖

  22分10秒 ドクターボム(試合評価:97%)


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タッグリーグ公式戦に前回大会で見事QofAを制した野田が登場、元QofA王者の大石と組んでCHINATSU&橋本の「AbYss」との対戦。

初タイトル獲得直後という事で注目度の高かった野田&大石組だったが、この日は「AbYss」のペース。自陣付近でのダブルの攻撃を効果的に使い序盤から中盤にかけて試合をコントロール、的確に相手にダメージを与えていく。10分を過ぎる頃には野田が流血してしまい、いよいよピンチのQofAコンビ。このまま終わるかに思えた18分、大石がみちのくドライバーでCHINATSUをとらえると、エプロンから乱入の野田がアナコンダヴァイスでこれを追撃、さらにCHINATSUにターゲットを絞った野田&大石は、場外に逃れたCHINATSUを追って野田の飛びつきカッターが炸裂!!

これで流れは変わったかに思われたが、ここでCHINATSUが底力を発揮、引き続いての場外戦でパイルドライバー2発にラリアットと野田を圧倒、さらにはリングに戻ったところを橋本がダメ押しのドクターボムをお見舞いして野田を完全にK.O.。最後は地力の差を見せた形でタッグリーグ初戦を制した。

 

・第四試合 プラチナティアラ王者決定戦

✖ 安東 翔子 vs 岩波 紫苑 〇

  13分54秒 PK(試合評価:89%)


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初代王者にして3回防衛の前王者遠藤のFEWWヘビーへの挑戦決定をうけて、タイトル返上をなったプラチナティアラ王座。本日のタイトルマッチは急遽、第二代王者決定戦となった。前期リーグ戦の試合評価値最上位でタイトル挑戦権を持っていた岩波と同じく2位だった安東、このチャンスを見事手にしタイトルを奪取するのはどちらか。

ゴング直後から激しい打撃の打ち合いで始まったこの試合、戦前に苦戦が言われた岩波だったが得意の蹴りを主体に互角以上の戦いで会場を沸かせる、一方の安東も突然降ってきたチャンスを物にしようと気迫十分、それの気持ちがこの試合をさらに盛り上げていく。

スタミナに難があるといわれ続けてきた岩波、それを意識してか安東の攻めもヘッドロックを多用し体力を搾り取ることに意識が行っているようだったが、この日の岩波はそんな攻めはいとも簡単に跳ね返す勢い、中盤には得意の飛び膝蹴りを連発し一気に安東を追い込んでいく。

ここのところ安東が決め技としているストレッチプラムも2度耐えきって見せた岩波は、後頭部への踵落としを連続で叩き込んで、最後には満を持してのPKを炸裂させて見事な勝利、Class2リーグでは7位に終わった岩波がClass2優勝の安東に完勝しプラチナティアラ王座を手にして見せた。

 

・第五試合 『美神乱舞』タッグL 公式戦

✖ 西森 華恵&オガワ ヤスコ vs 村井 南実&田中 英梨 〇

  25分54秒 捻り式ボトムドロップ(試合評価:97%)


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前回大会でのシングル対決での試合前の舌戦から試合後の乱闘を経て、今では完全に抗争状態といって良い「M$M」と「Last Bullet」、その両ユニットの対決がこのタッグリーグ初戦に組まれた。

試合勝利後に3人相手にタコ殴りにされた屈辱を晴らさんと気合十分の西森、パートナーのオガワとともに、気合十分FEWWマットでの初のリーグ戦に挑む。対する「M$M」サイド、リーダーの村井は今回のタッグリーグのパートナーに田中を指名、この選択が結果にどう影響するのかも注目。

「因縁の両者」西森と村井のマッチアップで始まった試合は、意外にも静かな立ち上がり、両チームとも冷静に試合を進めていく。そんな中、西森は序盤からエンジン全開、早くからポストからのボディプレスを披露するなど、やはり村井に対しては敵愾心を露わに向かっていき、ここぞという場面で見せるスピアーを13分に早くも仕掛けて村井を攻め立てる。

両チーム互角の内容で20分を超えてきた試合は、ここから常にリングに3人以上が入り乱れる乱戦模様に、そして西森が村井を捕らえてサンダーファイヤーパワーボムからネックブリーカーと連続してしかけて追い込もうとするがこれは不発、反対に代わったオガワが二人を相手に集中攻撃を受けピンチに陥る。一旦は田中を相手にキャプチュードで反撃しピンチ脱出かと思われたが、拷問式逆エビ固めからのボトムドロップを浴びてダウンそのまま3カウントを奪われた。西森が村井に捕まったスキを突かれた形だが、田中がうまく攻めたといっていいだろう。

 

第六試合 FEWWヘビー級選手権試合

〇 遠藤 真衣 vs 藤井 奏 ✖

  14分27秒 ノーザンライトボム(試合評価:88%)


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いよいよ迎えるメインイベントはFEWWヘビー級タイトルマッチ。2期連続無敗でリーグを制した王者藤井、そして最強の挑戦者前プラチナティアラ王者の遠藤、今団体内で考え得る最高のカードがこの団体の象徴を懸けたタイトルマッチで実現。

直前のQofAで藤井がまさかの初戦敗退となっていただけに、その戦いぶりにも注目が集まっていたなか、予想に反して遠藤が仕掛ける打撃戦に応じる形の序盤、手の内を知り尽くした者同士「様子見要らない」とばかりの打ち合いが展開されると、やはりここでは藤井がやや優勢で試合を運んでいく。

しかし先に仕掛けたのは挑戦者の方、中盤7分にダブルアームフェイスバスターでダウンを奪うとそのままコーナーポストに駆け上がりフェニックススプラッシュ発動!! いきなりの仕掛けにさすがの藤井も虚を突かれたか、これをカウント2.9でかろうじて返す、さらに回転エビ固めで丸め込んでこれもカウント2.9と、奇襲攻撃を重ねて流れを引き寄せにかかる。

それでも王者は動じない、10分ネックブリーカーでダウンを奪い、その起き上がりを狙って逆水平チョップをお見舞いすると、さらにスクラップバスターと畳みかけカバー、これは2.9で返されたものの、これで流れは再びイーブンに。さらに遠藤がミサイルキックを放ってきたところを、逆襲のネックハンギングボムを2連発。

一気に試合を決めに行った藤井だったが、これがいずれもポジションが悪く簡単にロープブレイクされてしまい決めきれない、そして結果的にこれが勝負を分けることになった。このあとのパイルドライバーを含めて藤井の怒涛の攻撃を受け切った遠藤がその後反撃に転じて放った2発のノーザンライトボム、その2発目がついに藤井を捕らえてこれで本にもビックリの3カウント。終盤の攻防はどちらに転んでもおかしくない紙一重の展開で、運にも味方された遠藤が王者藤井を破り第三代FEWWヘビー級王座に輝いた。