架空女子プロレス団体FEWW~ファイプロW~

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2〇21年 8月4回興行 試合結果

はい、では早速8月4回興行の試合結果行きたいと思います。今回は次回開催予定の1Dayトーナメント『クイーンオブアリーナ』への出場権を賭けたシングル戦4試合、そしてメインはFEWWヘビー級王座戦、あわせて5試合となっています。

 

架空ファイプロ団体FEWW 8月4回興行 SPIKE DOME大会

 

・第一試合(『QofA』予選)

✖ 田中 英梨 vs 野田 奈保 〇

  11分57秒 タイガースープレックス(試合評価:82%)


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まさかの前回大会(リーグ入れ替え戦)のリマッチとなったこのカード、前回敗れた田中にとっては初の『QofA』本戦出場とともに、Class1昇格を阻まれた野田を相手にぜひともリベンジを果たしたい試合。

ところがそれが気負いとなったか、序盤から試合は完全に野田のペース。牽制の打撃から何から面白いように野田の攻撃がヒット、もちろん田中もやられっぱなしではないのだが明らかに野田が主導権を握ったまま試合は中盤から終盤へ。

9分、ここで早くも試合を決めに来たか、野田がタイガースープレックスを敢行するがこれはポジションが悪くロープブレイク。しかしこの一撃で目が覚めた田中、ここでジャンピングニーパッド!会場にむけて吠えて見せると、さらにジャンピングニ―を連続で浴びせカウント2.9、さらに田中は大旋回式DDTも連続で叩き込んで一気に自分の流れに引き込んでいく。

一方の野田、守勢に回り苦しい展開も、田中がコーナーからのブレーンバスターを狙ったところをエルボーで迎撃、そしてすかさず全体重を乗せたダイビングエルボードロップで追い打ちをかけると、この日2度目のタイガースプレックスを今度はリング中央で見事に決めて3カウント、終盤苦戦しながらもきっちり田中を仕留めてみせた。

 

・第二試合(『QofA』予選)

〇 橋本 美郷 vs 秋山 ミミ ✖

  11分46秒 フライングボディシザースドロップ(試合評価:88%)


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Class2準優勝の橋本と、同4位の秋山の対戦。僅かの差でClass1復帰を逃した秋山にとっては、今回の『QofA』で存在感を示し復活の足掛かりとしたいところ。

そんな気持ちが伝わってくるかのように、序盤から積極的に仕掛けていく秋山。そして徐々に試合の主導権を握り迎えた7分、ここで早くも得意のジャンピングエルボーを繰り出しカバー、これはカウント2で返されたもののまさに早期決着の構え、さらに8分にはクロスアームスープレックス、そして『フィニッシャー』高角度ジャーマンまで飛び出し、すでに試合終盤の様相。

一方、ここまでペースを乱されながらもなんとか耐えていた橋本、ここからうっぷんを爆発させる。まずはアルゼンチンバックブリーカーに捕らえ秋山の動きを止めると、チョークスラム、さらに起き上がりざまに裏拳を叩き込み、続けてドクターボムと正に怒涛のような攻撃。これはカウント2.9に終わるが、直後に反撃を試みる秋山に対しとどめのフライングボディシザースドロップ。このモンスター級の一撃にはさすがの秋山も動きも止まりカウント3、みごとな逆転勝ちで橋本がトーナメント本戦へと駒を進めた。

 

・第三試合(『QofA』予選)

〇 三村 香恋 vs 神谷 綾加 ✖

  15分11秒 ライガーボム(試合評価:94%)


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Class1・4位の神谷、Class2・5位の三村と前リーグ戦では今一つ結果の出なかった両者の対戦は、「スピードの三村vsパワーの神谷」どちらが得意のリズムで試合を進められるかが注目。

早速序盤から素早い動きでかき回しに行く三村、相手をよく見て的確にヒット&アウェイ、リズムよく試合を進めていく。しかし、その流れも長くは続かない。5分、三村の動きに慣れてきたか神谷、ジャンピングDDT、コーナーからのギロチンドロップと大技を連続して繰り出し自らのペースに引き込んでいく。

迎えた終盤13分、神谷のエメラルドフロウジョン炸裂、ここはカウント2.9でかろうじて返すものの、バックドロップで追撃と攻撃の手を緩めない。さらにこの日2回目のムーンサルトプレスまで飛び出し、これで決まったかに見えたがわずかにポジションが悪くこれはロープブレイク。これで命拾いをした三村、この直後相手の隙を突く形で繰り出したライガーボムでまさかの3カウント、実にあっけない幕切れであったが三村が神谷を降し本選進出となった。

 

・第四試合(『QofA』予選)

✖ 浅野 章子 vs 村井 南実 〇

  12分29秒 ジャックハマー(試合評価:90%)


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 そろそろ念願の初タイトルが欲しい『M$M』リーダー村井、その対戦相手はすっかりClass2に定着してしまいタイトル戦線が遠くなっている浅野。互いに期するものをもって望む『QofA』予選。

そんな試合は、ミドル、ロー、さらにはヒザと浅野の蹴りが冴えわたり序盤からアクセル全開。村井は完全に守勢に回り、チョップ、絞め技で動きを止めようとするも反撃は単発に終わり苦しい展開。中盤になっても浅野のペースは続き、蹴りは元より裏投げまで飛び出して押しまくり、このまま勝負を決めてしまうかのような勢いを感じさせる。

そんな流れが変わったのは9分、ジャンピングニ―パッドからブレイジングチョップとつないで村井がようやく反攻を開始すると、さらにリバースのパイルドライバー、ジャックハマーと立て続けにカウント2.9を連発、これで一気に浅野の動きが止まり、勝負は終盤へ。

11分、狙いすましたハイキックが村井の側頭部を捕らえ、浅野がカバーに入るもこれは惜しくも3カウントならず、逆にここから村井のターン。ジャンピングニー、延髄斬りと連発の後、会場に向かって吠えた村井、渾身のジャックハマーで浅野の体をマットに叩きつけ、絵に描いたような逆転勝利。苦しんんだ末の本戦進出、初タイトルに向け勢いに乗ることができるか。

 

・第五試合(メイン) ~FEWWヘビー級選手権試合~

✖ 白川 千夏(挑戦者) vs 藤井 奏(チャンピオン)〇

  25分5秒 ネックハンキングボム(試合評価:100%)


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今夜のメインはFEWWヘビータイトル戦、2度目の防衛に挑むチャンピオン藤井は前期リーグ戦を全勝とこのところ絶好調。対する挑戦者の白川、そのリーグ戦2位も団体上層部の思惑ですんなり挑戦権を得ることができず、前興行での実力行使の末掴んだチャンス、期するものがあるはず。

試合は闘志を内に秘めたような静かな立ち上がり、打撃を中心に互いの動きを見合い気を伺う両者、そんな展開に動きが出たのは7分、場外での攻防を経て藤井が仕掛ける。

パイルドライバーで動きを止めると、藤井にしては珍しくポストへ上りそこから渾身の力で両腕を振り下ろすスレッジハンマー、さらには強引にを引き起こしてからの逆水平と一気に流れをつかんで行く。そしてこのまま藤井のペースで進み10分を過ぎる頃にはニアフォールを連発し、いつ試合が決まってもおかしくない状況にまで白川を追い詰めていく。

しかし今夜の白川はここから踏ん張る。ラリアットの連発からエクスプロイダーなど随所で反撃も見せつつ、粘りながら気を伺っていくと、試合時間は15分を優に超え18分。ようやく得意のダブルニーチンクラッシャーの形から、場外へ突き落した藤井に向けてトペを敢行。さらには20分、DDTでダウンさせたところへローリングギロチン!! しかしこれまでのダメージが効いたかフォールへは行けず、せっかく訪れたチャンスをのがしてしまう。

これで命拾いした藤井、ここから2度の場外戦を交えた5分間の死闘を制し、最後は必殺ネックハンキングボムが決まり3カウント。苦しみながらも2度目のタイトル防衛に成功した。

 

以上の結果、次回大会『第3回QofA』へは、野田、橋本、三村、村井の4名が予選を突破し本戦トーナメント出場を決まました。

そして、メインのFEWWヘビー戦。おそらく団体シングル戦史上最長の25分超えの熱戦を制し、藤井がタイトル防衛。正直観戦していて冷や冷やでした、30分ドローあるおかと。

というわけで、今回もいろいろと内容の濃い大会になったと、オーナーとして大変満足しております。