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2〇21年 10月2回興行(第四回QofAトーナメント他)試合結果 ~後編~

はい、それでは10月2回興行の試合結果、続きになります。

 

第四回クイーンオブアリーナ トーナメントは一回戦を終えて優勝候補2名が早くも敗退と波乱模様。

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一回戦終了時

早速準決勝と行きたいところですが、まずはインターミッションマッチから。

 

・第六試合

✖ オガワ ヤスコ vs 浅野 章子 〇

  13分57秒 ハイキック(試合評価:96%)


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一回戦と準決勝のインターバルに行われたこの試合、団体一の巨漢オガワに対し浅野がキックでどう対抗するかが注目された。

序盤から予想通りその体格を生かして押してくるオガワに対して、浅野はローキックやサブミッションも交えながら上手くいなして試合を運ぶ。

そんな中試合時間9分、オガワが突如大爆発。怒涛のキャプチュード4連発!! いっきに浅野を追込みにかかるが、ここで浅野が信じられない動き。直後にハイキック一閃、たちまち試合はどちらに転ぶかわからなくなる。互いに極限での技の応酬が続く中、再び放たれた浅野のハイキックがオガワの精神力を断ち切ることに。そのまま3カウントを奪った浅野が激戦を制した。

 

・第七試合 (QofA準決勝)

〇 野田 奈保 vs 神谷 綾加 ✖

  8分39秒 アナコンダバイス(試合評価:76%)


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まずは準決勝第一試合、初戦現王者CHINATSUを撃破して勝ち上がってきた野田が登場。一方の神谷は安東を相手に18分超の大激戦を制しての準決勝進出、体力面でややハンデを負っての戦いとなる。

スタミナ面での不利を意識してか序盤から攻勢を強める神谷、5分には早々とエメラルドフロウジョンを見舞ってカウント2.9。さらにバックドロップ連発で攻め立て、ハーフネルソンスープレックス!!

しかしここも2.9で返した野田、徐々に緩んでくる神谷の攻撃を跳ね返しつつお返しのバックドロップからのアナコンダバイス発動。なんとかエスケープしたい神谷だったが、ロープ際でさらに締め付けられたところで力尽き、無念のギブアップとなった。

 

・第八試合 (QofA準決勝)

〇 遠藤 真衣 vs 川崎 玲奈 ✖

  8分8秒 ノーザンライトボム(試合評価:78%)


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一回戦で王者藤井を破るという番狂わせを演じて見せた川崎、準決勝では前PT王者遠藤を相手にどんな戦いを見せるかが注目。その遠藤はFEWWヘビー戦を前に対打倒藤井に集中していたところに肩透かしを食らった格好、それがメンタル面でどう影響するか。

前戦の勢いそのままに飛ばしていく川崎、しかし遠藤はそれに動じず落ち着いた対応を見せ、打撃・サブミッションと巧みに受け流しつつしっかり反撃を見せる。4分にはノーザンライトボムを見舞った遠藤に対し、すかさずツイスト式コンプリートショットで返す川崎、両者早くもフィニッシャーを披露し早期決着の予感。

ここからギアをあげた遠藤がダブルジャーマンを立て続けに繰り出し、一気に試合の主導権を握ると、川崎のブルドッキングヘッドロックスリングブレイドを受け切り、逆襲のノーザンライトボムが完璧に決まって3カウント、波乱続きのトーナメントの中で遠藤がきっちり決勝進出を決めて見せた。

 

・第九試合

〇 西森 華恵 vs 村井 南実 ✖

  14分58秒 サンダーファイヤーパワーボム(試合評価:99%)


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勝戦を前にインターミッションマッチ2試合目。

カード発表以降の村井の西森に対する煽り「口撃」が注目を集めていたこの試合。散々コメントでコケにされてきた西森はなんとかリング上で見返したいところ。

そんな西森の序盤は思いのほか冷静な様子、時折ジャブを繰り出すアメリカンスタイルは健在ながらしっかりとりたレスリングを展開、試合前の殺伐とした雰囲気とは真逆な立ち上がりを見せる、それは村井も同様で心配顔の関係者をよそに至って普段通りのレスリング。

肝心の試合内容はというと、体格・パワーで上回る村井がいつもより寝技・絞め技多めで主導権を握りながら中盤まで進めると、7分過ぎに「虎狩り」発動。いきなりのフィニッシャーに会場がどよめくが、ここは西森がロープエスケイプに成功し難を逃れる。その後も若干笑みを浮かべながら余裕の表情で試合を進めた村井、10分には2度目の「虎狩り」が飛び出し、これは村井が仕留めるのも時間の問題と思われた。

そんな村井の表情が変わったのは13分、打撃合戦からのラリアットからダブルアームフェイスバスター、さらにはキングコブラホールドと繋ぎ村井の首を集中攻撃、たまらず場外へ逃れたところを追い打ちの延髄斬りを放って見せる。その後の場外戦での「虎狩り」2発も耐えた西森が、最後は必殺のファイヤーパワーボムで村井を沈めて見せた。

会心の逆転劇に笑顔で勝ち名乗りを受ける西森だったが、ここで「M$M軍」田中・渋谷が突如リングに乱入、息を吹き返した村井とともに西森に3人がかりで襲い掛かり、最終的には勝者がリング中央でK.O.されるという前代未聞の試合となった。

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試合後「M$M軍団」に襲われ西森が完全K.O.

 

・メインイベント クイーンオブアリーナ決勝戦

〇 野田 奈保 vs 遠藤 真衣 ✖

  7分40秒 飛びつきカッター(試合評価:75%)


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前の試合の混乱の余韻が残る中、いよいよ決勝を迎えるQofA。ここまでCHINATSU、神谷と優勝候補を葬って決勝進出初タイトル奪取に燃える野田、対するは次期FEWWヘビー王者挑戦者、前プラチナティアラ王者の遠藤、この両者の対決。このワンデイトーナメント、決勝瀬となると一晩でこれが3試合目、体力の消耗もあって精神力が重要と過去の勝者も語っており、その点が勝敗を分かれ目となるか。

そんな体力面を考え試合を進めながらも回復を図る狙いもあったか、慎重な入りを見せる両者。しかし一度スイッチが入ってしまえばそんな考えは吹っ飛んでいく、5分を過ぎる頃にはいつものように激しい戦いを見せ、遠藤がニールキックを連発したと思えば、対する野田もブロックバスターからバックドロップをつなげて一気に勝負に出る。

これはカウント2で返した遠藤だったが、その後狙いすました飛びつきカッターが完璧に決まると、すでにこの日3戦目の遠藤にはこれを返す力は残されていなかった。

こうしてCHINATSU、神谷、そして遠藤と実力者3人を撃破した伏兵・野田が第4代クイーンオブアリーナに輝き、初めての手にしたベルトを腰に巻くことになった。

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第四回QofAトーナメント 最終結