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2〇21年 8月2回興行 試合結果 ~前編~

はい、随分と長丁場となってしまっている第3期リーグですが、ようやくClass1、2ともに最終戦を迎えます。

 

架空ファイプロ団体FEWW 8月2回興行 ビッグガーデンアリーナ大会

 

・第一試合

〇 長瀬 朱里 vs 岩波 紫苑 ✖

  15分22秒 超長滞空ブレーンバスター(試合評価:87%)


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5連敗スタートから3連勝とリーグ後半の台風の目となった感のある長瀬、最終戦はここまでわずか1勝と結果が出ていない同期岩波が相手。岩波としてはラストを勝利で飾り存在感を見せておきたいところ。

序盤から勢いに乗る長瀬のペースで進んだ試合、そのままあっさりと押し切るかに見えたが、意地を見せたい岩波が中盤に『足殺し』アンクルホールドを連発し長瀬の動きを封じ徐々に反撃を開始、得意の膝を何度も見舞うなど一歩も引かず互角に打ち合う。

終盤に入っても両者カウント2.9を連発し、どちらが勝ってもおかしくない流れの中で最後にものを言ったのはやはり長瀬の勢い、コーナーからの雪崩式ブレーンバスター、延髄斬りさらには超長滞空ブレーンバスターまで一気に叩き込み岩波の動きを完全に止めてしまった。

 

・第二試合

✖ 田中 英梨 vs 浅野 章子 〇

  18分46秒 足4の字固め(試合評価:100%)


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ここからは4試合は優勝のかかった試合、「10pt(5勝3敗)vs8pt(4勝4敗)」の対戦が続きます。まず登場するのは田中、浅野の2選手、10ptの田中は勝てば最低でも決定戦への進出が確定、8ptの浅野は他の結果次第という事になります。

この日の田中は序盤から動きがよく、この試合にかける意気込みが感じられたが、浅野も地味ながらローキック、膝蹴りとダメージを蓄積させていき、8分には先手を取って大技(裏投げ)を繰り出してみせる。このまま浅野のペースで終盤を迎えるかに思えたが、この日の田中は一味違う、すぐさまボトムドロップを返して流れは渡さない。

 このまま試合は、大技の打ち合い、意地の張り合いで、お互い何度もニアフォールを奪う展開も、幕切れは意外な所で訪れる。18分を超えて浅野が見せた足4の字固めで、これまでのダメージに田中の足が耐え切れず無念のギブアップ、激闘に終止符が打たれた。

 

・第三試合

✖ 安東 翔子 vs 大石 楓 〇

  15分39秒 みちのくドライバーⅡ(試合評価:90%)


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 この試合も「8pt(4勝4敗)vs10pt(5勝3敗)」の対戦、前の試合で12ptに到達するものが出なかったので条件は変わらず。8ptの安東は決定戦へ望みをかけ、10ptの大石は頭一つのリードを狙う。

元々スピード感のある動きが持ち味の二人だが、この日はいつもにも増して激しい動きの序盤を展開、コーナーポストから場外までアリーナをいっぱいに使った戦いを見せる。

そんな中先に仕掛けたのは大石、高速ブレーンバスターで揺さぶり、さらにエルボーの連打から自らロープへ飛んでからの飛びつき式回転エビ固めでカウント2.9!ここで流れをつかんだか、直後にキックを食らうもすぐさまみちのくドライバーを返し再びカウント2.9。

結局このあと、安東もストレッチプラムやフェイスクラッシャーなど得意技を放つものの大石に傾いた流れを引き戻すことはできず、場外戦からのリターン直後に狙いすました様なみちのくドライバーを受け3カウントを献上、終わってみれば『QofA王者』大石の完勝といえる試合となった。

 

・第四試合

 ✖ 川崎 玲奈 vs 橋本 美郷 〇

  14分57秒 高速パワーボムホイップ(試合評価:96%)


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第3試合で大石が勝利し6勝目を上げ優勝ラインが12pt(6勝3敗)になったため、残り試合に出場する4名のうち優勝の可能性が残ったのはこの試合の橋本、次試合の三村の二人となった。

そんな状況で行われた、川崎、橋本の『M$M』同ユニット対決。優勝争いの首位に立った後まさかの2連敗で今回の混戦の原因となってしまった橋本、さすがにもう負けられないといつも以上に意気込んで臨んだところ、それを見透かしたような川崎の動き、うまくいなしながら打撃、関節技と的確に決め序盤のペースを握る。

しかし橋本が本来の動きを取り戻してきた中盤以降は互いに手の内を知り尽くしているが故の技の打ち合い受け合いとなり、一進一退どちらが制してもおかしくない展開、こだわりからかギブアップ奪取に拘った感のあった川崎が変形4の字を連発、それを何とかしのいだ橋本がパワーで押し切りパワーボムでフィニッシュ、3カウントを奪って見せた。

 

・第五試合

〇 秋山 ミミ vs 三村 香恋 ✖

  14分33秒 ジャンピングエルボー(試合評価:83%)


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ここまで大石、橋本の2名が優勝決定戦進出を決めた中、最後のイスを狙って三村が登場。一方の秋山は優勝の可能性がなくなり、次期Class1復帰も絶望的な状況、だが前二冠王者のプライドにかけて最後まで勝ちに行きたいところ。

そんな秋山の気迫に引っ張られるかのように、動き回る自分のスタイルより打撃の打ち合いに付き合うかのような三村の動き、必然的に秋山の流れで試合は進んでいくが、10分を迎えるところで、たまったうっぷんを晴らすかのようなライガーボム2連発!!これでカウント2.9と一気にハイスピード感があふれた試合は、秋山がお返しとばかりのフランケンシュタイナーF2連発からのジャンピングエルボーでいつ決着がついてもおかしくない展開に。場外乱闘も飛び出しつつ続いたこの勝負、制したのは秋山のエルボーだった。

 

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Class2リーグ全成績は上記の通り、最終戦を前に8名に優勝の可能性が残るという超大混戦、大石・橋本の2名が一歩抜け出し優勝決定戦に駒を進め、さらに次期リーグClass1昇格も併せて決めた。そして3位には秋山をはじめ4名が同ptで並んだが、該当者同士の対戦成績で田中、Class1最下位との入れ替え戦に進出することとなった。

 

後編はClass2優勝決定戦、そしてClass1最終戦3試合の結果を報告します。