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2〇21年 8月2回興行 試合結果 ~後編~

はい、それでは8月2回興行の後編です。

 

・エキストラマッチ(第3期Class2リーグ優勝決定戦)

〇 大石 楓 vs 橋本 美郷 ✖

  12分4秒 みちのくドライバーⅡ(試合評価:92%)


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Class2リーグは全日程を終えて大石、橋本の2名が6勝3敗で並んだため、規定により優勝決定戦が行われることに。

序盤から優勝争いをリードしながら後半失速した感のある橋本に対し、中盤から終盤にかけて存在感を増してきた大石、この勢いの差がどう現れるかが注目されたが、今日の橋本にはそんな心配は無用だったよう。静かな立ち上がりとなった試合をまず動かしたのはその橋本、6分過ぎ不意を突いて放ったスピアー、さらにドクターボムを畳みかけ早期決着を狙う勢いで流れを引き寄せにかかる、しかしこれは大石の闘志に火をつける形になってしまう。

すぐさまムーンサルトネックブリーカーを2連発とまさに倍返し、そして場外へのムーンサルトアタックまで繰り出し完全にエンジン全開。決して主導権を渡さないとばかりに、橋本の攻撃に対してすぐさまそれ以上の反撃を叩き込んでいく。最後も橋本渾身の裏拳を受けたすぐ後、間髪入れずに放ったみちのくドライバーⅡが決まり3カウント、まさに勢いで奪った勝利となった。

ややあっけない幕切れに破れた橋本はリング上でしばし放心状態。一方の大石はタイトルホルダーの勝負強さがここで発揮されたか。

 

・第六試合

✖ 野田 奈保 vs 村井 南実 〇

  13分40秒 ジャックハマー(試合評価:91%)


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ここからはClass1リーグの最終節、ここまで全敗とClass1の壁にぶち当たった感のある野田、なんとか1勝をあげ爪痕を残したいところ。しかし対戦相手の村井もここまでの1勝3敗は受け入れがたい成績の上、この試合の評価値によってはプラチナティアラ王座挑戦に手が届くとあっては全力で叩き潰しに来る。

そんな試合は村井の気迫が前面に出る展開、常に先手で重い攻撃を繰り出し、要所ではグラウンドで相手のスタミナを奪い動きを止め、自らのペースで試合を進めていく。

一方、野田もチョップの打ち合いを制し、そこからダイビングエルボー、バックドロップをこの試合初めていい形で攻撃がつながり流れをつかんだかに見えたが、すかさず村井がリバースのパイルドライバーで強引に流れを引き戻し、バックドロップ、ブロックバスター、さらにはタイガースープレックスと相手の繰り出す技を受け切った上で、2度のジャックハマーで野田をリングに沈めて見せた。

 

・第七試合

✖ 神谷 綾加 vs 遠藤 真衣 〇

  15分32秒 フェニックススプラッシュ(試合評価:95%)


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前回Class1リーグ覇者の神谷、プラチナティアラ王者の遠藤、優勝候補に挙げられた二人だが、優勝争いから脱落して迎える最終戦。この状況は受け入れがたいものがある両者、この試合でその心の内を爆発させたいところ。

しかしお互いに警戒したのか、地味な関節の取り合いで動きの少ない序盤のスタート、そんなジリジリとした展開のなか、7分に神谷が放ったノーモーションからのラリアットがカウンターぎみに遠藤を捕らえると、ここから試合はペースアップ。

遠藤のDDT、さらには神谷のバックドロップと抑えていたものを吐き出すかのように大技を繰り出していく両者、10分には遠藤のノーザンライトボムが神谷の脳天を捕らえ、いよいよ遠藤がフィニッシュに向けて動き出したかに見えたが、ここから神谷も応戦し両者カバーすることも忘れるほどの熱戦を繰り広げていく。

終盤、叩き付けラリアット、ジャンピングDDTと立て続けにニアフォールを奪った神谷、さらに試合を決めに行ったラリアットを遠藤にかわされると、ネックロックで切り返しギブアップを狙って見せるなど、持てる技をすべて出し勝ちに行ったものの、最後はプラチナティアラ2回防衛の王者の底力か、ここ一番のフェニックススプラッシュが決め手となり遠藤が熱戦を押し切って見せた。

 

・第八試合 本日のメインイベント

〇 藤井 奏 vs 白川 千夏 ✖

  14分32秒 強逆水平チョップ(試合評価:93%)


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本日のメイン戦はClass1リーグ優勝を賭けた1戦。ここまで王者にふさわしい戦いぶりを見せ全勝で最終日を迎えた藤井、対する白川は3勝1敗、久しぶりに見せ場が来た。

優勝候補筆頭として抜群の安定感でここまで勝ち進んできた藤井、この日も白川相手に流石の戦いぶり、相手の攻撃をしっかり受け止めたうえでそれを上回る攻撃を繰り出していく。

試合は10分、藤井が逆水平チョップの連打から強チョップを仕掛け、最初のカウント2、そろそろ試合をまとめにかかる。そんな思い通りにさせたくない白川も意表を突く丸め込みを見せるなど抵抗を見せ、得意のダイビングローリングギロチンで逆転を狙うもカウント2.9。最後は「その程度か」とばかりに再び逆水平を連続で浴びせ3カウントを奪って見せた。

 

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Class1リーグの最終結果は上の通り。なんといっても藤井が盤石の戦いぶりで5戦全勝、今期Class1はこれにつきます。このまま藤井独裁が続くのでしょうか?また遠藤の安定感も光ります。一方、初参戦となった野田は5戦全敗、実際の所もう少しやれると思っていただけに悔しい結果に。

次期リーグ、6人から8人に定員を増やすにあたり、Class2からは大石、橋本が昇格。野田とClass2で3位の田中で入れ替え戦を行う予定。

そして試合評価値NO.1、プラチナティアラ王座への挑戦権は神谷が獲得。問題は団体のメインタイトルFEWW王座ですが、現王者の藤井がここまでの強さでリーグを制してしまうと、「じゃあ、準優勝の白川が挑戦ね」とすんなりいっていいのか悩むところ。