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タッグリーグ「美神乱舞」途中経過 ~Day8&9~

はい、タッグリーグもいよいよ最終盤に突入、現タッグ王者の途中棄権という大アクシデントを経て、ほぼ優勝の行方もみえてきた8日目、9日目の結果いってみましょう。

 

まずは8日目の3試合から

・第一試合

〇 川崎 玲奈&渋谷 くるみ vs 村井 南実&田中 英梨 ✖

  24分49秒 スリングブレイド(試合評価:86%)

ユニット「M$M」軍同士の対決。藤井負傷の原因となった試合が特に注目されがちだが、それ以外の試合でも高評価の試合が多い川崎&渋谷組の良さが存分に出た試合。

特に若手の渋谷はユニットリーダー村井を相手にしても、いつも通りの思い切りのよい動きで相手をかく乱するなど良さを存分に発揮、試合終盤に捕まりかけたもののうまく川崎につなぐと、その川崎が盟友村井に会心スリングブレイド!!これが決まって川崎&渋谷がユニット内下剋上を達成した。

 

・第二試合

長瀬 朱音&一ノ瀬 はな vs 西森 華恵&オガワ ヤスコ 〇

  23分48秒 叩きつけラリアット(試合評価:79%)

ともにここまで2敗、首位を行く安東&三村を追う両チームの直接対決、とくに西森&オガワはこのあと安東&三村戦を残し、わずかながら逆転優勝の可能性を残している。

ここまで周囲の予想を覆す大健闘の長瀬&一ノ瀬だったがこの日は動きが今一つ、特に一ノ瀬は連戦の疲れからか相手に捕まる場面が多く苦しい内容。一方、リーグ戦終盤に入り調子を上げてきている西森がこの日も大暴れ、最後も気合十分のナックルパートから渾身のラリアットを決め長瀬をマットに沈めて3カウント、結果を出して安東&三村の結果を見守ることに。

 

・第三試合

〇 安東 翔子&三村 香恋 vs CHINATSU&橋本 美郷 ✖

  21分8秒 ムーンサルトフットスタンプ(試合評価:86%)

ここまで無傷の5連勝、この試合に勝てばリーグ戦の優勝が決まる「アンカレ」コンビ、相手はすでに優勝争いからは脱落しているとはいえ実力は確かなCHINATSU&橋本。

心配された優勝へのプレッシャーはこの二人には無縁だった模様。いつも通りの好連携を見せてリング内で躍動、体格・パワーで上回る相手にも全く臆することなく互角以上の戦いぶり、「勢い」を存分に見せつけるような内容で終始試合をリード。

最後も安東と橋本がやり合う混戦のスキを突く形で三村のフットスタンプがクリーンヒット、さすがの橋本も完全な死角から飛んできたキレのある攻撃に全く対応できずに無念の3カウントを奪われる結果となった。

 

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Day8終了時

残り2日という段階で安東&三村組の優勝が決定、不戦勝という幸運に恵まれはしたものの6連勝は見事。そして遠藤&岩波の最下位も決定、FEWW王者とプラチナティアラ王者が組んだこの結果、シングルとタッグの違いはあるとはいえベルトの価値が問われる結果といえるか。


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続いて9日目、こちらも3試合。

・第一試合

✖ 野田 奈保&大石 楓 vs 川崎 玲奈&渋谷くるみ 〇

  22分13秒 変型4の字固め(試合評価:89%)

ともに6ptで並ぶ両チーム、野田&大石の新旧QofAコンビは上位争いも期待されていただけにこのままでは終われないところなのだが、この試合もっとも輝いたのは川崎玲奈。前日のM$M対決での好調ぶりをこの日も引き継ぎ、若手の渋谷を引っ張りながらも持ち前のテクニックで観客を存分に沸かせる。

試合を決めたのもその川崎で、野田のLDKを食らいながらも野田と大石をうまく分断し、孤立した大石に対して渾身のエルボーからサブミッションでみごとギブアップを奪って見せた。

 

・第二試合

✖ 遠藤 真衣&岩波 紫苑 vs 村井 南実&田中 英梨 〇

  24分49秒 スコーピオンデスロック(試合評価:86%)

最後まで優勝争いに絡むことなく、戦前の期待を裏切った形となった両チーム、互いに最終戦となるこの試合で何とか汚名挽回と行きたいところ。

この試合の村井&田中は徹底的に岩波狙い、場外戦に引き込んだり、ツープラトン攻撃を仕掛けたりと、明確な狙いが見て取れた。そして最後も5分近く出ずっぱりとなった岩波が村井のスコーピオンデスロックに沈むと、今リーグの流れの悪さを象徴するような岩波の早すぎるギブアップ。会場からは溜息もちらほら...

 

・第三試合

〇 西森 華恵&オガワ ヤスコ vs CHINATSU&橋本 美郷 ✖

  22分36秒 キングコブラホールド(試合評価:100%)

リーグ終盤にきて3連勝と勢いの出てきた西森&オガワ組、藤井&浅野組の棄権不戦敗の影響がなければ十分優勝争いをしていた内容。この日もCHINATSU&橋本の実力者コンビを相手に見応え十分の試合を見せる。

両チーム互いに持てる力を出し切った試合は、終盤戦のフィニッシャーの打ち合いを経て西森のキングコブラホールドがガッチリと決まって、CHINATSUもたまらずギブアップ。やや連携で上回った感のあった西森オガワがこの大熱戦を制して見せた。

 

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Day9終了時

安東&三村組がこの日も勝って不戦勝を挟んで7連勝、全勝優勝が見えてきた。その最終戦で戦う西森&オガワ組も勝って5勝目、ポイントで並ぶ可能性のある長瀬&一ノ瀬とは直接対決で勝利しているため、この時点で準優勝を確定させた。

そして下位では、遠藤&岩波組が結局1勝しかできず日程を終了、いくらタッグとは言えベルト保持者がこの成績では...


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長かったタッグリーグも残り2試合、次回11月興行で行われる。

なんといっても注目は、安東&三村vs西森&オガワ。藤井組棄権による裁定が不戦勝ではなく「該当試合を無効とする」ものだったとしたら、この試合が優勝を賭けた直接対決となったはずの試合。

裁定が覆ることはないだろうが、お互いスッキリさせるためにも是が非でも勝ちたい試合となる。