タッグリーグ「美神乱舞」途中経過 ~Day4~
はい、そろそろ各チームの立ち位置が見え始めてきたタッグリーグ4日目、早速見ていきましょう。
・第一試合
✖ 川崎 玲奈&渋谷 くるみ vs 西森 華恵&オガワ ヤスコ 〇
27分33秒 雪崩式サイドスープレックス(試合評価:90%)
ともに1勝2敗で迎える両チーム、上位に食らいついていくためにもこれ以上敗けられない。
体格で劣る川崎&渋谷組、特に渋谷はスピードに活路を見出そうと序盤からとにかくリング狭しと動き回り、自らの武器をアピール。巨漢オガワに対しても十分に渡り合って見せていたが、やはり時間が進むごとに徐々に失速。反対にオガワはこの日絶好調で、得意の投げ技だけではなく、川崎ともグラウンドでやり合って見せるなどキレのある動き、25分を超える長丁場になったこの試合、最後まで息切れすることなく闘い抜き、珍しい雪崩式スープレックスも披露、これで川崎を仕留めて見せた。
・第二試合
〇 野田 奈保&大石 楓 vs 遠藤 真衣&岩波 紫苑 ✖
21分18秒 タイガースープレックス(試合評価:87%)
団体のシングル3王者が顔をそろえたこの試合、自分たちの持つベルトにかけても下手な試合は出来ない。
とはいいながら、この日も遠藤&岩波組については効果的な連携が取れない状況は変わらず、Wの攻撃こそ時折見せはするもののタッグチームとしてのぎこちなさが目立つ試合っぷり。一方の「QofAコンビ」は現王者野田がらしさを見せ、遠藤にL.D.K、さらには岩波相手にアナコンダバイスと勝負を決めたタイガースープレックスを決めて見せ勝利に貢献、こちらはリーグ戦これからの巻き返しに期待ができそうだ。
・第三試合
〇 安東 翔子&三村 香恋 vs 長瀬 朱音&一ノ瀬 はな ✖
21分37秒 前方回転エビ固め(試合評価:92%)
ここまでチームとしてのレベルの高さを見せつけての2連勝とリーグ戦を引っ張る存在の安東&三村が、今日は長瀬&一ノ瀬の若手コンビ相手に3連勝をかけて臨む試合。
ここまで村井組、CHINATSU組と強豪を撃破してきている長瀬&一ノ瀬、この日も長瀬がその体格を生かした攻めで、比較的小さな安東三村を再三窮地に追い込む場面を演出。しかしそこは好調「アンカレ」コンビ、場外乱闘も含めて試合のペースは終始握り続け、見事に最後も三村が長瀬を丸め込んでキレイに3カウント、貫禄の勝利となった。
・第四試合
✖ CHINATSU&橋本 美郷 vs 藤井 奏&浅野 章子 〇
25分41秒 ハイキック(試合評価:87%)
タッグ王者組の2戦目はCHINATSU&橋本、初戦に引き続き難しい相手が続くなか、この日は序盤から積極的に場外戦を展開するなどいつもと違う戦いぶりを見せる。そしてCHINATSUも橋本もそんな戦いを拒むはずもなく、中盤から終盤にかけても4人入り乱れての乱戦が続く。
そんな試合は25分過ぎ、藤井を場外に排除して2対1の状況を作ったまではよかったCHINATSUだったが逆に浅野のハイキックを食らいダウン、フォローに入るべき橋本もその前のダメージを引きずり間に合わずにあっさりと3カウントを奪われる結果に。
ここにきて安東・三村組の充実ぶりが目を引き、無傷の3連勝でリーグを引っ張る形に。そして追う形で藤井・浅野の王者組がつづく展開。
若干心配なのが遠藤・岩波のW王者コンビ、結果もさることながら内容も今一つでここからどう立て直していくか注目。