2〇21年 9月1回興行(第三回QofAトーナメント)試合結果 ~後編~
はい、それでは第三回クイーンオブアリーナの続きです、いってみましょう。
1Dayトーナメント1回戦を終えて勝ち上がったのはこの4名。
・準決勝 第一試合
✖ 大石 楓 vs 遠藤 真衣 〇
8分29秒 フェニックススプラッシュ(試合評価:90%)
準決勝第一試合、まずはシード選手同士、現QofA王者・大石対プラチナティアラ王者・遠藤のマッチアップ、どちらも割りとすんなりと初戦を勝ち上がったとあって、連戦の疲労度はほぼ互角といったところ。
その注目の立上り、やはり両者ともに初戦のダメージを感じさせないキレのある動き、リング狭しと駆けまわり、派手なドロップキックの競演で観客を魅了。
そんな中、先に仕掛けたのは遠藤。3分、いきなりのフェニックススプラッシュで大石の意表を突くと、ニールキック、さらにはWジャーマンまで持ってきて早期決着の構え。しかしこれが逆に大石の心に火をつける結果となったか、一本背負いからポストへ上っての前方回転エビ固め、ムーンサルトネックドロップと連続で叩き込み反撃、カウント2.9、遠藤を慌てさせる。
その後も両者の動きは衰えることなく、ハイスピードバトルがつづき迎えた8分、この日2度目のフェニックススプラッシュが決まり、さすがの大石もこれには抵抗できず、無念の3カウントを聞くこととなった。
・準決勝 第二試合
〇 白川 千夏 vs 橋本 美郷 ✖
7分2秒 ダイビングローリングギロチンドロップ(試合評価:83%)
準決勝2試合目、藤井vs白川のFEWWタイトル戦のリマッチが期待された試合は、橋本が王者藤井を撃破してここに駒を進めてくる展開に。肩透かしを食った格好の白川、勢いに乗る相手にどう戦うか注目の一戦。
まずは序盤、疲労より勢い重視か橋本が前に前にガンガン押しまくる、4分には閂スープレックスから裏拳を披露、王者を仕留めた拳で白川からダウンを奪って見せる。さらには5分に2発目の裏拳も飛び出してカウント2.9、橋本がこのまま決勝まで突き進むかに見えた。
しかしここから白川が怒涛の反撃、ジャンピングパイルドライバー、ニードロップ、さらには珍しいコーナーポストからのダイビングショルダーアタックまで飛び出し一気に流れを引き戻す。3度目の裏拳で抵抗を試みた橋本だったが、これもカウント2.9で返えされ、最後はエクスプロイダー、ポストからのローリングギロチンと繋がれ無念の3カウントを聞くこととなった。王者へのリベンジは果たせなかった白川、それでもその強さを見せつける形で決勝進出、念願の初タイトルまであと一歩と迫った。
・決勝
✖ 遠藤 真衣 vs 白川 千夏 〇
7分16秒 ダブルニーチンクラッシャー(試合評価:70%)
先手を取ったのは遠藤、DDT2連発の後ポストからのニードロップ、さらにはフランケンシュタイナーホイップでダウンさせたところにドロップキック!! これで白川をコーナーポストまでド派手に吹っ飛ばして見せると、さらに6分にはニールキックから得意のノーザンライトボムまで披露し完全に流れをものにしていく。
しかしここから試合はまさかの展開、ノーザンライトボムをかろうじてカウント2.9で返した白川、その直後に放った強烈なダブルニーチンクラッシャーが遠藤の意識を刈り取ることに成功、完全に動きを止めた遠藤を悠々とカバーし3カウントを奪ってしまう。まさに必殺の一撃で自身初となるタイトル奪取に成功した。